position 【要素の配置方法】
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positionプロパティは、要素の配置方法(基準位置)が、相対位置か絶対位置かを指定する際に使用します。positionプロパティで指定するのは、配置方法だけです。 表示位置を実際に指定するには下記のプロパティを併用します。また、要素を入れ子にする場合には重なる順序『z-index』の指定が必要になります。
上からの距離:topプロパティ
右からの距離:rightプロパティ
下からの距離:bottomプロパティ
左からの距離:leftプロパティ
重なる順序:z-indexプロパティ
static
特に配置方法を指定しません。この値を指定した場合には、top、bottom、left、rightは適用されません。これが初期値です。
relative
相対位置に配置する際の指定となります。positionプロパティでstaticを指定した場合に表示される位置が基準位置となります。
absolute
絶対位置への配置となります。divでボックスを入れ子にする際など、親要素にpositionプロパティのstatic以外の値が指定されている場合、親要素の左上が基準位置となります。親ボックスにpositionプロパティのstatic以外の値が指定されていない場合には、ウィンドウ全体の左上が基準位置となります。
fixed
絶対位置への配置となるのはabsoluteと同じですが、スクロールしても位置が固定されたままとなります。現在サポートしているブラウザが限られていますので、要確認です。
positionの使用例
CSSファイル
.sample001 {
position: relative;
width: 300px;
height: 300px;
background-color: #ffcccc;
margin: 10px;
}
.sample002 {
position: absolute;
top: 50px;
left: 50px;
width: 100px;
height: 100px;
background-color: #ccccff;
}
HTMLソース
<div class="sample001">
positionプロパティ:親要素にrelative
<div class="sample002">absolute<br />top: 50px;<br />left: 50px;</div>
</div>
表示すると
top: 50px;
left: 50px;
表示・配置関連項目
overflow(x y) | はみ出た内容の表示方法を指定する |
position | 要素の配置方法を指定する |
top | 上からの配置位置(距離)を指定する |
right | 右からの配置位置(距離)を指定する |
bottom | 下からの配置位置(距離)を指定する |
left | 左からの配置位置(距離)を指定する |
display | 要素の形式(ブロック・インライン)を指定する |
float | 左寄せ、右寄せ配置の指定 |
clear | 回り込み(float)を解除する |
z-index | 重なりの順序を指定する |
visibility | ボックスの表示・非表示を指定する |
clip | ボックスを切り抜き表示(クリッピング)する |
direction | 文字表記の方向(左右)を指定する |
unicode-bidi | Unicodeの文字表記の方向を上書きする |
writing-mode | 文字表記の方向(縦横)を指定する(IE独自) |